『いまどきの子のやる気に火をつけるメンタトレーニング』
会社内の掲示板にこの著書の名前がでてきたため、どのような作品を出しているのか調べたところなかなか面白そうでした。息子はまだ2歳ですが、大きくなった時に活かせるかもと思い購入しました。
著者は高校野球部のメンタルコーチをしており、高校生達の様々な悩みを解決させ、甲子園出場等を果たしたというものです。なかでも私が感銘を受けたものをピックアップしていこうと思います。
①「なぜ」ではなく「なに」に置き換える。
「なぜ」と聞くと、相手は責められていると感じ、理由を答えるのではなく謝ろうという意識になってしまいます。「なぜ」ではなく「なに」という言葉を使う事で、相手が答えやすい雰囲気をつくってあげる。
②わからないのに相談しない理由
わからないのことが悪いと思っているのではなく、むしろ自分を恥じているから。わからないことを責めるのではなく、認めてあげることが大切。認めてあげれば、彼らも安心感を感じ、積極的な気持ちになれます。もしかいしたらプライドが高いのかもしれません。
③人間の脳は「正しいかどうか」よりも「楽しいかどうか」に反応する。
人間の脳は、ワクワク感がないと、「やるべき」という義務感だけでは集中できない仕組みになっています。やる気が続かない子には「やったらいいことが待っている」というイメージを持てるようにサポートしてあげましょう。
④目指す姿を明確にする
「どうなっていたらいいのか」という問いかけをして「なりたい姿」に意識を向けてみる。
⑤夢が叶うかもという気持ちにする
長期的な夢も大事だが、身近な夢を「叶うかも」と思えるように職場や部活内で「夢作りワーク」を行い、サポートする。
⑥「できない自分」ではなく「うまくできる自分」をイメージする。
⑦大切なのは「反省させること」ではなく「成長させること」
「なぜ失敗してしまったのか」という過去のことでなく、「今後どうすれば失敗しなくなるのか」という未来のことを考えさせる。
この子はできると信じて接すれば児童の成績は伸びる。
⑨「このままではまずい」ではなく「だからこそ」
うまくいかなかったり、失敗したりすると、人はマイナス面ばかりに目が行きがち。そんなときは「だからこそ」とマイナスの出来事のプラスの側面に目を向けるように促して、成長をサポートしましょう。
⑩「やれと言われたらからやる 」のではなく「なぜこの仕事をするのか」という意味を自分で見つけられるようにサポートしてあげましょう。
11 責任感よりも使命感を意識させる。
使命感に気づかせることで、積極性を引き出す。
12 迷っているときは
どっちの道を選べばいいのか迷ったときは、より成長する方を選べば、たとえ結果が成功でも失敗でも得るものがあります。相談を受けたら、より成長する方を選ぶように、背中を押してあげましょう。
最後に
この本を読んで、息子だけでなく職場の後輩たちにもこれらを実践しながら接することが出来そうだと思います。ただ、この方法を知ってしまうと、この方法を出来ていない上司への接し方に困惑しまいます。この上司はこういう人なんだと納得するしかないでしょうか。ちょっと考えていこうと思います。