『GRIT やり抜く力』
息子の絵本を探しに本屋に行った時に目についたため手にとって少し読んでみるとなかなか面白そうであった。そういえば会社の職員誌に紹介されていたことも思い出し、買うことに決めた。気になる気づいたワードを残していこうと思う。
①成功するには「やるべきこと」を絞り込むとともに、「やらないこと」を決める必要がある。
②興味のあることを見つけて掘り下げて行くことを心理学者のベンジャミン・ブルームは「初期」と呼んでおり、「初期」に励ましを受けるのは極めて重要だ。また、自分い好きなことを選ばせてもらえた子どもは、ますます興味を持って取り組む確率が高くなる。
③成功する練習の法則(意図的な練習)
まずはある一点に絞って、ストレッチ目標(高めの目標)を設定する。この際は得意なことより自分の弱点に克服に努める。次にしっかりと集中して、努力を惜しまずに、ストレッチ目標の達成を目指す。うまくできなかった部分はすみやかにフィードバックを求め、否定的なフィードバックにしっかりと対処することが重要だ。最後に改善すべき点がわかったあとは、うまくできるまで何度でも繰り返し練習する。
④「やり抜く力」の強い人は、ふつうの人はよりも「意図的な練習」を多く行っている。この練習を行うには「うまくなりたい」という強い意欲が最大の動機となる。
⑤子どもはコーチや親、仲間、メディアを接する中で失敗は悪いことなのだと思い込んでしまう。そうすると慎重になりすぎてチャレンジ精神や全力で取り組む姿勢がなくなってしまう。こどもを萎縮させないために子どもの前で失敗しても平気に振る舞う様子を見せるように指導する。そしてこのように声をかける「大変だったね。でも楽しかったね!」
⑥レンガ職人の寓話
レンガ職人に何をしているのか訪ねた時の答え
1番目の職員は「レンガを積んでいるんだよ」
2番目は「教会を作っているんだ」
3番目は「歴史残る大聖堂を造っているんだ」
順番に「仕事」「キャリア」「天職」
⑦失敗への解釈の違い
ただ褒めるだけではなく、ときには「もうちょっと頑張るべきだったね」と指摘することで「もっと頑張るべきだったね必要ががある」と解釈するようになる。
人間は変われる、成長できる、と信じている人たちは、チャンスとサポートに恵まれ「やればできる」と信じて一生懸命努力すれば、自分のに能力をもっと伸ばすことは可能だと考える。これは楽観主義と同じような役割を果たしている。
⑧こどものころの褒められ方が一生を左右する
成長思考を伸ばす褒め方として「よく頑張ったね!すばらしい」、「今回はうまくいかなかったね。一緒に今回の方法を見直して、どうやったらもっとうまくいくか考えてみよう」、「よくできたね!もう少しうまくできたかもしれないと思うところはあったかな?」、「これは難しいね。すぐにできなくても気にしなくていいよ」、「もうちょっとがんばってみようか。一緒に頑張れば必ずできるから。」
⑨「やり抜く力」を発揮すするための視点を取り入れるには、「人間は何でもやればうまくなる」「人は成長する」という認識が欠かせない。
10 自由を与えると同時に限度を示す
子どもの興味をを第一に考えるという意味においては「子ども中心」だったと言えるが、「なにをすべきか」「どれくらい努力すべきか」「いつならやめてもよいか」など重要なことは必ずしもこどもに判断を任せなかった。
最後に
自分自身はそこまで「やり抜く力」が強いとは思えない。しかしこの本のやり方を活かして伸ばしていこうと思う。息子にも「やり抜く力」の強い子に育って欲しい。
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
- 作者: アンジェラ・ダックワース,神崎朗子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/09/09
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